結果

想像されるに
こんな仕事をしていると
結果を出すということは
志望校合格とか
難関高突破とか
そんなところだろうか。

昨日
偶然
ネットでニュースを見ていたら
驚いた。

ずっと以前
もう忘れてしまうくらい昔
教えていた女の子が
シャンソン歌手になっていて
新人賞を取っていた。

いやー
こうなるのかと。
これは想像しなかったなと。

まいった素敵なニュース。

18年前の彼女は
礼儀正しくて引っ込み思案。
おっとりした雰囲気の中に
それと相反する激しさ
意志の強さ、
観察力の確かさ
を隠し持っていた。
そうして愉快なちゃめっ気!
そういった多面的な部分が
折に触れ
入れ替わり立ち替わり垣間見える、
そんな
不思議な魅力のある子だった。

彼女は算数が苦手で
ずっと手こずっていたけれど
諦めたりもしない代わりに
そこまで頑張りもしなかった。

悪くないなと思った。

何故なら
教え始めてすぐに
この子の味方でいたいと思った。

何故か
周りにそう思わせてしまう子、

これは人間
勝ちだよね、笑、と思った。

この子には
きっと
他の土俵がある、
と感じた。

自分がすべきことは
孤独にしないこと。

生きる道は
こういうところに見つかる様に思う。


人は
やっぱり
踏ん張っている人が好きだ。

その心理戦に
勝ってたりする子が
やはりいる。

その需要の土俵は
きっと更に広い。


彼女のシャンソン、
YouTubeで聞いてみると
これがまた
びっくりするほど
本当に凄い。

これは新人賞だよねと
納得したり
たまげたり。

あの頃、彼女が歌が得意なんて
全く知らなかった。

ただ
通っていた女子校の大学には行かず
音楽大学に行くと聞いたんだ。

だからね
何が言いたいかと言うと

人生の結果なんて
誰にもわからない。

彼女だって
まだまだ
これから何の成り行きがあるか
わからない。

結果なんて
今際の際までわからない。

そうして
それは
自分にしかわからないんだ。

道はいつも途中。


だけれども

道は沢山あるっていう
当たり前なことを

今の日本の都会に住んでいると

忘れちゃったりするから

子供も親も
辛くなったりもする。


で、
彼女のここまでの結果

いいなぁと。(笑)

9月のソロライブには行こう。


今日
自分に
推しが出来た。

2025年8月21日


受験生に魅せたい映画と音楽

第一回 ”Life is beautiful“

こんなの見たら、貴方は絶対忘れない!

世界を今、混乱させているパレスチナ問題。

その発端となったナチスのホロコースト。

戦後の米英の独善的二枚舌外交。

この問題を知らずして世界はわからない。

もし、歴史が嫌いなどと、ほざいている無知な子供がいたら、見て欲しい。

貴方の生まれた世界は、こんな歴史の繋がりの上に成り立っている。

歴史はとは、好きも嫌いもない位地づけにあることに気付こう。

 

日本も戦争に負けた。

今の日本も、誰かの我慢と悲劇と偽善の上に。

そうして、やられた方も決して善にはならない。

今、立場を変えて、さらなるホロコーストを起こしているイスラエル。

第二次対戦で迫害されたから、ユダヤ人なら何をしてもいいわけではない。

 

資本と軍事力をもつ国がこちらが善だと言えば、全てが善になり許される

そんな世界でいいのか、今一度、疑問を持つきっかけになるかもしれない。

 

国と国のぶつかりの下には、必ず普通の市民がいる。

そこを知れば、歴史はただの教科書の文字ではない。

その時を生きていた人たちのリアルな軌跡だ。

年号と異人の名前だけ覚える暗記はもういい。

知って考えて欲しい。

全てが正しい国も、人も存在しない。

立場は常に流動的だ。

今度は貴方かもしれないんだ。

 

そこを一般市民一個人の目からみているこの映画は秀逸だ。

わかりやすく、それを伝えてくれる。

ただ悲しいよその人の話ではなくなっている。

暗記なんかしようとしなくても、これは記憶に残る。

 

YouTubeをみる時間があるなら見て欲しい。

意義あるひとときが過ごせるだろう。

 

https://eiga.com/movie/50458/

 


中学受験に出題された水平社宣言

今年、有名中学校からも出題されました。
小学生にこれを問う精神はある意味衝撃的な事でありました。
心底グッとくる教育とも感じましたので、一読ご覧ください。

 

水平社宣言とは(大分県日田市HPより)
 

2022年(令和4年)3月3日で我が国初の人権宣言である「水平社宣言」が出されて100年を迎えます。
この宣言は、1922(大正11)年3月3日、京都市にある岡崎公会堂に部落差別に苦しむ人々が全国各地から集まり、差別からの解放と人間としての自由、平等の権利を自らの手で取り戻そうと創立した「全国水平社」の創立大会で読み上げられました。
水平社宣言の“水平社”は、「人間は生まれながらにして平等な存在である」という理念から名付けられ、宣言の最後に書かれた「人の世に熱あれ、人間に光あれ」という言葉には、「人間を尊敬し、大切にし合うことで差別はなくしていける」という願いが込められています。また、宣言の原文には、長い歴史の中で不当な差別を受けてきた人々の痛切な思いとともに、すべての人があらゆる差別を受けることなく、人間らしく生きていける社会の実現を願う気持ちが込められています。
水平社宣言に込められた被差別の立場にある人々の願いに思いをはせるとともに、次世代を担う子どもたちのためにも、全ての人の人権が尊重される心豊かな社会の実現を目指し、一人ひとりが差別をなくす行動を続けていくことが大切です。

要約分
 
全国各地にちらばっている、被差別部落の仲間たちよ、団結しよう。
長い間、いじめられてきた仲間たちよ、明治になって50年の間、さまざまな方法と、多くの人々によってなされた私たちのための運動は、何のありがたい効果ももたらさなかった。
それは、そのすべてが、私たち自身が、また他の人々が、つねに人間を侮辱してきた罰だったのだ。これまでなされてきた、人間を軽んじ、憐れむような運動は、逆に多くの被差別部落の兄弟の思いを堕落させてきた。このことを思えば、今、私たちの中から、人間を尊敬することによって、私たち自身を解放するため、自らの自由と平等をもとめる集団運動を起こすことは、当然のことである。
仲間たちよ、私たちの祖先は自由と平等を心から求め実行してきた者だった。
厳しい支配政策の犠牲者であり、たくましく社会や文化を支えてきた者であったのだ。
しかし、ケモノの皮をはいだことで、周りの人から優しいまなざしを奪われた。ケモノの心臓を裂いた代わりに私たちは、暖かい人間の心を引き裂かれた。そこへあざけりと、くだらない唾まで吐きかけられたのだ。だが、私たちの中には、なお誇りある人間の血が、枯れずに流れていたのだ。
そして、私たちはその血を受け継ぎ、人が神のように大切にされる時代に出会ったのだ。
その犠牲者の我々が差別を投げ返す時がきたのだ。殉教者キリストのように、荊(いばら)の冠(かんむり)を祝福される時が来たのだ。
我々が差別を受けてきた者であることを誇りうる時がきたのだ。
私たちは、自分自身をいやしくする言葉や、臆病になったりして、祖先をはずかしめたり、人間自身をおとしめたりしてはならない。人の世がどんなに冷たいか、人間を大切にすることが本当はどんなことであるかをよく知っているからこそ、私たちは、心から人生の熱と光を求め、その実現をめざすのである。
水平社はこのようにして生まれた。
人の世に熱あれ、人間に光あれ
 
1922年(大正11年)3月3日
 
出展:大分県教育委員会
部落問題学習推進のための指導資料 『水平社宣言より学ぶ』より

 

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お役立ちコラム

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不定期ですが、よろしくお願い致します。

 

 

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